弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

高知医療センター,医師が胃全摘と勘違いし血管を切断し胃全摘(報道)

共同通信「勘違いで患者の胃を全摘、高知 医療センター、賠償支払いへ」(2018年2月19日)は次のとおり報じました.

「高知医療センター(高知市)で昨年末、50代女性の食道がんの手術中に医師が勘違いし、摘出する必要がなかった胃を全摘していたことが19日、分かった。センターは過失を認め、女性に賠償金を支払う方針。

 がんの摘出自体は成功し、女性は現在退院して自宅療養中。胃全摘の影響については今後慎重に経過を観察する。

 センターによると、手術は消化器外科の医師5人が担当。本来は胃の一部のみを切り取る予定だったが、うち1人の医師が施術過程で胃は全て切除するものと勘違いし、切る必要のない血管を切断。すぐにミスに気付いたものの、胃は全摘せざるを得ない状況になったという。(共同通信)」


報道の件は私が担当したものではありません.
過失は当然です。
後遺症等級損害が問題になることがあります.
胃全摘により生じ得る症状は,消化吸収障害,ダンピング症候群及び逆流性食道炎です
基本的に3症状で7級,2症状で9級,1症状で11級と考えられますが,具体的に労働に及ぼす影響を検討して後遺症等級を決める必要があります.

谷直樹

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by medical-law | 2018-02-20 15:40 | 医療事故・医療裁判