『楽園のカンヴァス』

『楽園のカンヴァス』は,2000年大原美術館で始まり同年ニューヨーク近代美術館で終わる,原田マハ氏の小説です.
第一章と最終章は早川織絵の視点から,第二章から第十章まではティム・ブラウンの視点から,それぞれ語られます.
第二章から第十章は,1983年のバーゼルが舞台で,早川織絵とティム・ブラウンがニューヨーク近代美術館に所蔵されている,アンリ・ルソーーの「夢」とそっくりの「夢をみた」の真贋を争います.
真贋判定の方法は,革表紙の古書に書かれている「物語」(夢をみた)を一日一章読むこと.
犯人を探す小説ではないのですが,スリリングな心理展開のミステリーです.
ちなみに,弁護士は悪役です.
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