弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

日本禁煙学会,加熱式タバコには有害物質もほとんど含まれていないという週刊新潮の「有害報道」を駁す

日本禁煙学会は,2018年3月7日,緊急声明「加熱式タバコには有害物質もほとんど含まれていないという週刊新潮の「有害報道」を駁す」を発表しました.

「①加熱式タバコの方が紙巻きタバコより多くのニコチンが体に入る。ニコチンは、血管を収縮させ、心筋梗塞や脳梗塞、末梢動脈閉そく症の原因となる。
②加熱式タバコに替えても、体に入るタールの量は3割しか減らない。タールにはがんを起こす様々な化学物質が含まれている。
③加熱式タバコを吸っている人のそばにいた人々の4割近くが、のどの痛みや気分不良を訴えていた。

つまり、紙巻きタバコから加熱式タバコに替えても、基本的にがんや循環器疾患などの健康被害は避けられないと考えるほうが理性的判断と言えよう。したがって、社会的責任を果たすべき報道機関が、アイコスやプルームテックのような加熱式タバコが、その使用者にとっても周囲の人々にとっても「安全、安心」であるような「印象操作」的記事を、先に述べた科学的事実に反して掲載することは極めて不適切である。」



谷直樹

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by medical-law | 2018-03-15 07:34 | タバコ