弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

名古屋地裁平成30年6月1日判決,名古屋大学医学部附属病院の医師検査結果の解釈を誤った事案で賠償命じる

朝日新聞名大病院に賠償命令 検査結果の解釈誤り病状悪化」(2018年6月3日)は,次のとおり報じました.

「名古屋大学病院(名古屋市昭和区)の医師が検査結果を誤って解釈したため、骨軟化症が進んで歩行困難などになったとして、患者の男性(85)と家族が同大学に損害賠償を求めた訴訟の判決が1日、名古屋地裁であった。末吉幹和裁判長は男性側の訴えの一部を認め、大学側に計約3900万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性はB型肝硬変を患い、病院で2005年から投薬治療を始めた。病院は08年に実施した検査の結果などから、骨の疾患が疑われたのに、肝障害起因と誤って解釈。そのまま投薬治療を続けた結果、薬の副作用で骨軟化症が進み、男性は自立歩行などができなくなった。

 裁判で病院側は過失を認め、争点は損害額だった。名古屋大学病院は「今後判決の内容を精査し、対応を検討してまいります」としている。」


上記報道の件は,私が担当したものではありません.
上記報道の件は,投薬を変更し,骨軟化症の治療を行っていたら自立歩行可能だった事案だと思います.
損害額の評価が争われて裁判になる例もときどきあります.

谷直樹

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by medical-law | 2018-06-03 15:59 | 医療事故・医療裁判