弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

横浜市立大学附属病院,CT検査結果が院内で共有されず,治療機会を逸した患者が腎臓癌で死亡(報道)

朝日新聞「CT検査共有せず、がんで男性死亡 横浜市立大付属病院」(2018年6月25日)は,次のとおり報じました.

「記者会見で謝罪する病院関係者ら=2018年6月25日午後4時3分、横浜市中区の同市役所、飯塚直人撮影

 横浜市立大学付属病院(横浜市金沢区、相原道子院長)は25日、横浜市内の60代の男性患者に対して実施したCT検査の結果が院内で適切に共有されず、その後、男性が腎臓がんで死亡したと発表した。同病院は「検査結果の情報が共有されず、がんの適切な治療機会を逸した医療事故だった」としている。

 同病院によると、男性は2012年10月に検査を受け、今年4月30日に亡くなったという。同大市民総合医療センターでは昨年10月、CT検査で膵臓(すいぞう)がんの疑いがあると判明していながら、連携不足で男性患者が膵臓がんで死亡したことが判明。それを受けて調査したところ、今回、新たにセンターで2件、付属病院で9件、類似事例が明らかになったという。」


報道の件は,私が担当したものではありません.
伝達ミスによる医療事故死の無念さは,言葉にならないくらい大きなものです.
膵臓癌伝達ミスを機に調べると,報道の件を含め11件のミスが見つかったというのですから,他院でも調査すると埋もれていた伝達ミスが見つかるかもしれません.検査記録を患者に渡すことによって医療事故を防止することを検討すべきと思います.

谷直樹

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by medical-law | 2018-06-25 20:28 | 医療事故・医療裁判