弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

熊本県の病院,乳癌見落としで提訴される(報道)

熊本日日新聞「「乳がん見落とし」○○病院を提訴 球磨郡の女性損害賠償請求」(2018年10月4日)は,つぎのとおり報じました.

 「○○病院(熊本県多良木町)で乳がん検診を受けた球磨郡内の女性(50)が、病変の見落としで左胸の全摘出手術を余儀なくされたとして、同病院に約2200万円の損害賠償を求める訴訟を熊本地裁に起こした。提訴は2日付。

 訴状によると、女性は2013年7月に乳がん検診を受診。その際、左胸にしこりを感じたが、検診結果には精密検査を勧める記載はなかったという。

 14年3月に別の病院で乳がんと判明。他にもがんが転移していた。原告側代理人によると、検診時に撮影した画像を別の医師に鑑定してもらったところ、がんの可能性があり、精密検査が必要と判断されたという。同病院は「訴状を見ておらず、コメントできない」としている。(山口尚久)」


報道の件は私が担当したものではありません.
乳癌の画像診断過誤は一般に難しく,有責判決も少ないので,訴訟の推移を見守りたいと思います.


谷直樹

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by medical-law | 2018-10-08 19:37 | 医療事故・医療裁判