弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

鳥取赤十字病院,大腸癌手術後の重度後遺症で1億2000万円和解(報道)

朝日新聞「鳥取)過失で患者に後遺症、解決金で和解 赤十字病院」(2018年10月12日)は,次のとおり報じました.

「鳥取赤十字病院(鳥取市)で適切な処置が受けられず後遺症が生じたとして、鳥取市内の男性(69)とその家族が、日本赤十字社(東京都)と当時の担当医師に約1億1168万円の損害賠償を求めた訴訟が鳥取地裁で和解し、日赤側が解決金1億2千万円を支払ったことが11日までにわかった。和解は8月8日付。

 訴状などによると、男性は2008年7月、同病院で大腸がんの摘出手術をしたが、縫合不全の疑いがあるなどとして2度にわたって緊急の再手術を受けた。その後、感染症により呼吸障害などが生じ危篤状態となった。一命はとりとめたが、脳が萎縮し重度の認知症や両手足のまひなどの後遺症が残ったという。

 原告側は「十分な検査をしていれば重症化は防げた」と13年9月に提訴。今回の和解について、「病院側にはもっと親身になって患者の立場に立って考えてほしかった」とコメントを出した。」


報道の件は私が担当したものではありません.
上記報道からは経過と過失がわかりませんが,検査義務違反で因果関係が肯定できる事案なのでしょう.

谷直樹

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by medical-law | 2018-10-12 11:34 | 医療事故・医療裁判