弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

神戸市民病院機構,医療ミス公表

神戸新聞「患者の肺画像に影、フォロー怠る 神戸・中央市民病院」(2019年7月30日)はつぎのとおり報じました.


 「神戸市民病院機構は30日、中央市民病院(神戸市中央区)と西神戸医療センター(同市西区)でそれぞれ医療ミスがあったと発表した。

 2016年9月、中央市民を肺の病気以外で受診した患者が胸部レントゲン撮影をした際、担当医は肺の画像に影があるのを認識しながら、その後のフォローを怠った。18年9月に患者が呼吸器系の診療科を受診し、リンパ節にも転移した肺がんと診断された。10月、適切な対応をせず、がん治療が遅れたことが分かったという。同病院は患者に謝罪し、患者は現在、通院で治療を続けている。

 また、西神戸では昨年9月、患者がベッドから離れるとナースステーションに通知されるセンサーが作動せず、入院していた市内の80代男性が看護師の目の届かないところで転倒し、足を骨折した。センサーの配線が一部抜けていたという。(上杉順子)」

上記報道の件は私が担当したものではありません.
私は,現在,関西で3件の裁判を担当していますし,神戸市内の病院の事件を担当したことも複数回あります.関西は医療過誤が少なくないように思えますし,医療事故が起きたときの病院の患者に対する対応に誠意が感じられないこともあると感じることもあります.

谷直樹

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by medical-law | 2019-07-31 01:24 | 医療事故・医療裁判