弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

津島市,小児が肺出血で死亡した事案で2500万円和解(報道)

弁護士会の紛争解決センターで和解に至った例が報道されていました.
報道の件は,私が担当したものではありません.
小児が肺出血で死亡した事案で,出血原因は不明ですが,頻回の検査を行っていれば容体の変化に気付き死亡を回避できた可能性があるとのことで和解が成立したものです.
検査義務違反の事例では,検査が実施されていないために不明の部分が解明できず,検査義務違反と結果との因果関係の立証に難渋することもありますが,頻回の検査を行っていても出血死を防止できない事例はそう多くはありません.
和解による解決が適切な事案と思います..

朝日新聞「急性肝炎で入院の小児死亡 損害賠償2500万円で和解」(2019年8月21日)は次のとおり報じました.

「愛知県津島市は20日、市民病院に入院後に死亡した小児患者の遺族に、損害賠償として2500万円を支払うことで和解すると発表した。市議会9月定例会に議案を提案する。
 市民病院によると、あま市内の小児が2015年7月、急性肝炎で入院したが、10日目に容体が急変し肺出血で死亡した。病院が原因を調べたが特定することができなかったという。
 遺族側はこれを不服として18年2月、死亡により精神的な苦痛を受けたとして病院に損害賠償を求めるあっせん・仲裁を、県弁護士会の紛争解決センターに申し立てた。今年6月、センターから双方に提案があり和解に至ったという。
 市民病院は「患者への処置手順に問題はなかったと考えているが、結果的に検査をより頻繁にしていれば状態変化を細かく把握できた可能性もあり、和解に応じることにした」と説明している。」



谷直樹

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by medical-law | 2019-08-22 03:10 | 医療事故・医療裁判