弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

地学教育

勝村久司氏 (高等学校地学教諭、元厚生労働省医療安全対策検討WG委員)は,「防災の日に思う、日本の地学教育を消滅に向かわせる文部科学省の無策」(2019年9月1日)は,次のとおり述べています.

「5000近くある全国の高校の内、「地学」を開設しているのは361校で、全体の7~8%に過ぎない。ただ、開設とはカリキュラム上に記載されているという意味で、実際は、選択科目なので、授業が開講されていないところもかなりあるはずだ。そもそも、全国の9割以上の高校では、地学を選択することはできないのである。」
「世界全体のマグニチュード6以上の地震の20%以上、世界全体の活火山の7%以上が日本にある。台風も竜巻も落雷も、豪雨も洪水も土砂災害も、ひっきりなしである。海溝に囲まれ大津波も押しよせる。だからこそ、防災や減災のための教育とその素養は欠かせないはずで、本来ならば日本は、地学教育の普及で世界の見本になるくらいの気概を持つべきだと思う。
 防災の日に日本が真剣に考えなければいけないことは、地学教育のあり方なのではないか。」


私は,高校で,地学,生物,物理,化学を学びましたが,今はこのようになっているのですね.地学の授業で,昔の川の痕跡を見たり,実際に水が湧き出しているところを見て確認したり,八剣山に柱状節理を見に行ったり,フィールドワークが印象に残っています.

谷直樹

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by medical-law | 2019-09-19 01:41