旭川副腎摘出訴訟第1回期日報道
「おととし旭川市の病院で、20代の女性が副腎の摘出手術を受けた際、異常のない左側を摘出されたとして、医師と病院に対し損害賠償を求める裁判を起こしました。病院側は24日の初めての口頭弁論で、適切な検査に基づく手術だったとして訴えを棄却するよう求めました。
訴えを起こしたのは旭川市の20代の女性です。
訴えによりますと、女性はおととし、旭川赤十字病院で副腎の摘出手術を受けた際、医師は事前の検査で右側の副腎に腫瘍があるのを把握していたにもかかわらず、異常のない左側を病巣だとして摘出したとして、医師と病院におよそ6300万円の損害賠償を求めています。
24日、初めての口頭弁論が旭川地方裁判所で開かれ、病院側は、事前の検査で左側の副腎が病巣であると結論づけたことは適切で、その結果に基づいて手術を行った医師に過失はなかったとして、訴えを棄却するよう求めました。
次の裁判は、11月8日に開かれる予定です。」
上記報道の訴訟は私が担当しているものではありません.
副腎摘出の損害額が争われるのかと思いきや,過失自体を否定しています.
事前の検査で左側の副腎が病巣であると結論づけたことは適切という言い方からすると,事後的には左側副腎には病巣がないが,病巣があると術前判断したのは適切だ,という主張のように読めますが,そのようなことはあり得るのでしょうか?
谷直樹
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