身体拘束で病状が悪化し死亡したと日進市内の病院を提訴(報道)
ニュース 国内 社会 「身体拘束で死亡」遺族が病院提訴 「長期間で肺炎悪化」
毎日新聞「身体拘束で死亡」遺族が病院提訴 「長期間で肺炎悪化」(2019年10月18日)は次のとおり報じました.
「入院中にベッドに拘束される「身体拘束」により病状が悪化し死亡したとして、愛知県長久手市の女性(当時91歳)の遺族が18日、入院先の「日進おりど病院」(同県日進市)を運営する医療法人「大医会」に、慰謝料など約4000万円の支払いを求める訴訟を名古屋地裁に起こした。
訴状によると、肺炎で大学病院に入院していた女性は2017年7月7日、病状が回復したことから、リハビリのため日進おりど病院に転院。しかしリハビリは一度もせず、両手や胴体をベッドに縛られて身動きできない状態にされ、同月13日に肺炎で死亡した。ナースコールは壁に掛けられ、身体拘束のままでは押せない状態だったという。
身体拘束には過去の判例から▽生命や身体が危険にさらされる可能性が著しく高い▽他に代替方法がない――などの要件が必要だが、遺族は「いずれも満たさず違法」と主張。「長期の身体拘束で呼吸機能も抑制され、肺炎の悪化につながった」と訴えている。」
報道の件は私が担当したものではありません.
身体拘束を行ったことに過失があるか,身体拘束によって肺炎が悪化して死亡したのか,が争点になると思われます.裁判の結果を注目したいと思います.
谷直樹
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