名古屋市の病院,肺塞栓症を疑わず患者死亡,直腸がんの可能性指摘を読まず患者死亡の2件の医療事故を公表
「名古屋市立西部医療センターで、がんの可能性を指摘するMRI検査の報告書の記述を見落とすなどの医療ミスが2件あり、患者2人が死亡していたことが分かりました。
名古屋市立西部医療センターの発表によりますと、平成28年の5月に、入院中の60代の女性患者が、3回、意識を失う発作を起こしましたが、軽度の病気と診断しました。
しかし、その数日後、この女性患者は、再び意識を失う発作を起こし、そのまま、診断された軽度の病気ではなく、肺の動脈に血栓が詰まる病気で亡くなりました。
また、おととし9月には、当時70代の男性患者のMRI検査を行い、直腸がんの可能性を指摘する報告書が作成されましたが、これを主治医が見落としました。
その半年後には、この男性患者が直腸がんを発症していることが判明しましたが、ことし4月に死亡しました。
西部医療センターは、この2件について病院の医療ミスと認め、桑原義之病院長は「元気になりたいと治療を受けている中で亡くなった2人の患者とそのご家族には心からおわび申し上げます」と陳謝しました。」
報道の件は,私が担当したものではありません.
いずれも少しの注意を払えば防止できたと思われますので,とても残念です.
谷直樹
ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
↓

