北海道立病院半年で121件の医療事故
「ことし4月からの半年間で道立病院で起きた医療事故は去年の同じ時期より35件多い121件で、このうち医療ミスは2件あったことが道のまとめで分かりました。
道は病院運営の透明化と職員の意識の向上につなげようと、6か所の道立病院で起きた医療事故の件数を半年ごとにまとめて公表しています。
それによりますと、ことし4月からの半年間の医療事故は去年の同じ時期より35件多い121件でした。
このうち患者が死亡したケースは1件あったほか、病院側に過失があった医療ミスは▼血液透析後の患者の止血ベルトをはずし忘れたため狭くなった血管を広げる手術をせざる得なくなったケースや、▼手術後の傷を保護するフィルムを使用したものの、経過観察が不十分で皮膚の炎症に気付かず移植をせざるを得なくなったケースの2件あったということです。
このほか医療事故につながりかねないケースも1648件ありました。
道立病院局は「具体的な事例を共有し、再発防止に努めていきたい」と話しています。」
道立6病院とは,道立江差病院,道立北見病院,道立羽幌病院,道立緑ヶ丘病院,道立向陽ヶ丘病院,道立子ども総合医療・療育センターです.
過失のある医療過誤が2件,過失のない医療事故が119件,ヒヤリハットが1648件あったことになります。立場によって見方が違ってくるため,過失の有無の判断は簡単ではありません.
具体的な事例を共有することも必要ですが,再発防止のためには,事例を分析検討して事故の起きる背景事情の改善に努める必要があると思います.具体的な再発防止策を立て,最厚防止策のの効果をを調べ,より実効的なものに改めることにより,確実に医療事故を減らすことができると思います.私は,医療事故を減らしたい,減らせる,と考えています.
谷直樹
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