アドバンス・ケア・プランニング
このアドバンス・ケア・プランニング(ACP)という言葉をよく聞くようになりました.
将来の意思決定能力の低下に備えて、患者家族と,ケア全体の目標や具体的な治療・療養について話し合う過程(プロセス)をアドバンス・ケア・プランニングACP)と言います.
①患者の意思は変化するものですから,医療・ケアの方針を、繰り返し話し合い,患者が価値観を確認すること、②患者が自らの意思を伝えられない状態になる前に患者の意思を推定する者について家族等の信頼できる者を前もって定めておくこと,③話合いの記録を残しておくこと,④そのための法的枠組み等が求められています.
話合いによる患者の自己決定のプロセスを重視するものですが,現実には幾多の困難があります.今回の件は,はからずもこの問題の難しさを提起した結果になったのではないでしょうか.
谷直樹
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