高知市の病院で食道挿管8分間低酸素の事故(報道)
「○○センターは27日、5月に甲状腺の腫瘍を切除する手術を受けた40代女性が、手術後に首の内側で起こった出血で気道が圧迫され、低酸素脳症を発症した医療事故があった、と公表した。呼吸を確保するためのチューブが誤って食道に入り、脳に酸素が十分に行かない状態が約8分間続いた。女性は自立歩行が困難な状態になり、退院後もリハビリを続けているという。
この日の○○議会の議員協議会で院長が報告した。」
報道の件は,私が担当したものではありません.
気管挿管を試みたとき,誤って食道挿管となってしまった場合, 呼吸音,胸部の膨らみ,気管チューブの曇りなどで分かるはずです.食道挿管と分かれば,やり直しをして,気管に挿管します.食道挿管によって低酸素になる事故は,観察が適切に行われていないために,食道挿管であることを認識できないケースで,医療過誤として責任を問われることになるでしょう.
谷直樹
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