弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

非感染性疾患(NCDs)

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WHOによれば,非感染性疾患(NCDs)のため,毎年4100万人が死亡しており,それは世界全体の全ての死亡の71%に当たる,とされています.
心疾患(年間1790万人死亡),がん(年間900万人死亡),慢性呼吸器疾患(年間390万人死亡),糖尿病(年間160万人死亡)の4疾患でNCDsによる早すぎる死亡の80%以上を占める,とされています.
喫煙,運動不足,有害飲酒,不健康な食事は,非感染性疾患(NCDs)による死亡のリスクを増大させるため,対策が必要とされています.集団検診と治療は重要な鍵とされています.

非感染性疾患(NCDs)の予防には,啓発が有用で,早期発見には検診が重要です.
非感染性疾患(NCDs)の実効的な予防と治療には,「患者と医師の協働」が不可欠と思います.

また,昨今がんの見落としが報じられていますが,「患者と医師の協働」の観点から読影報告書をを患者に渡すべきで,それにより患者に説明する必要が生じるので,主治医が読影報告書に目を通さないという事態は防止できると思います.

さらに,最高裁判所平成15年7月13日判決は,集団検診は非専門医が大量の画像を短時間にみるものであるから集団検診における医師の注意義務が低い,と認定しており,その判断が受け継がれています.しかし,この判決には問題があり,とくに近年においては,集団検診に求められる注意義務はそこまで低くないはずです.


谷直樹

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by medical-law | 2020-01-07 02:38 | 医療