弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

倉敷市にある2病院,帝王切開が遅れ挿管で気胸となり新生児遷延性肺高血圧症に陥り脳性まひの障害を負った事案で訴えられる(報道)

山陽新聞「出生時の処置に誤り 損賠請求へ 両親ら、倉敷の2病院相手に」(2019年12月28日 )は次のとおり報じました.

 「生後間もない長男が重い脳性まひになったのは、複数の医師による処置の誤りが重なったためとして、岡山県内の両親らが、○○センター(倉敷市)と、○○病院(同市)を運営する○○を相手に、総額約1億9千万円の損害賠償を求めて近く岡山地裁に提訴することが27日、分かった。

 訴えによると、長男は2014年2月に○○センターで出生。呼吸状態などに異常があり、人工呼吸で対応することになったが、小児科の医師が気管にチューブを挿入する操作を誤り、肺から空気が漏れる気胸になった。治療のため転院した○○病院でも、応対した医師が胸腔(きょうくう)内にたまった空気を排出する処置を十分に行わず、死亡の危険もある新生児遷延性肺高血圧症に陥り、脳性まひの障害を負ったという。

 そもそも出生時の呼吸異常は、同センターの産科の医師が、母親や胎児の状態から帝王切開の必要性を認識しながら、胎児の心拍数が急低下するまで実施しなかったために生じたとしている。

 長男は現在5歳。身体障害1級の手帳を交付され、歩行や意思の疎通が難しいという。両親側は「不適切な処置が重なり、元気に生まれてくるはずの長男が重度の障害を負ったショックはあまりにも大きい」と主張。両医療機関に申請して入手したカルテを第三者の医師に示し、「医療過誤がある」との所見を得て提訴することを決めた。」


上記報道の件は私が担当したものではありません.
一般的には複数の病院を被告にするのは少ないと思います.
最初の病院が過失により原因を作り,次の病院が過失により治療を怠ったという主張になるのでしょう.

谷直樹

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by medical-law | 2020-01-08 19:56 | 医療事故・医療裁判