弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

病院内でインフルエンザ集団感染 70代のがん患者が死亡(報道)

京都新聞「病院内でインフルエンザ集団感染 70代男性が死亡」(2020年2月10日)は次のとおり報じました.

「○○病院(京都市○○区)は10日、入院患者8人と看護師1人がインフルエンザA型に集団感染し、このうち入院中の70代男性=同市=が死亡した、と発表した。

 同病院によると、2~6日に感染が広まったという。亡くなった患者はがん治療で1月25日に入院、4日にインフルエンザの感染が分かり、肺炎を併発して9日に死亡した。他の患者は快方に向かっているという。同病院は「今回の事態を重く受け止め、今後、感染対策をより徹底する」としている。」


報道の件は私が担当したものではありません.
報道された病院は,がん患者の診療も行っていますし,感染症内科もある大きな病院です.
がん患者,糖尿病患者,高齢者など感染した場合重篤になりやすい人はこのような病院に入院していますので,感染症対策はとくに重要と思いす.
ちなみに院内感染は十分注意すれば,皆無にはなりませんが,或る程度減らすことはできます.
今期のインフルエンザのピークはすぎたようですが,油断はできません.


谷直樹

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by medical-law | 2020-02-13 08:20 | 医療事故・医療裁判