《道》
東山魁夷氏は,十数年前に八戸を訪れた際の灯台,馬等も描きこまれていたスケッチから道だけを取り出し,再構成したそうです.
「遍歴の果てでもあり、また新しく始まる道でもあり、絶望と希望を織りまぜてはるかに続く一筋の道であった一そして遠くの丘の上の空をすこし明るくして、遠くの道がやや右上りに画面の外に消えていくようにすることによって、これから歩もうとする道という感じが強くなった」と述べています.
この構図と色なのでしょう.明るさと開放感と希望を感じるのは.
これと対極の作品は,モーリス・ユトリロ氏の《コタンの袋小路》 (1910年頃,パリ国立近代美術館所蔵) ではないかと思います.
今日5月6日は東山魁夷氏の誕生日です.
谷直樹
ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
↓


