《タイスの瞑想曲》

《タイスの瞑想曲》（Meditation de Thais）は，ジュール・マスネ氏のオペラ『タイス』の間奏曲です．タイスが修道士と恋をし，娼婦をやめ信仰に生きることを決意するまでの心の揺れをあらわしています．「宗教的なアンダンテ」という速度指示がなされています．
ヴァイオリンとハープの美しい響きが魅力的な曲です．

イツァーク・パールマン氏はストラディバリウス・ソイル（ユーディン・メニューイン氏が使用してたもの），アルテュール・グリュミオー氏は，ストラディバリウス・ティティアンとストラディバリウス・エクス＝ジェネラル・デュポン，アンネ＝ゾフィ・ムター氏は，ストラディバリウス・エミリアーニとストラディバリウス・ロード・ダン＝レイヴン，五嶋龍氏はストラディバリウス・エクスピエールローデ，高嶋ちさ子氏はストラディバリウス・ルーシー，千住真理子氏はストラディバリウス・デュランティ，諏訪内彰子氏はストラディヴァリ・ドルフィン（ヤッシャ・ハイフェッツ氏が使用していたもの）など，一流のヴァイオリニスは名器で演奏しています．

谷直樹

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