弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

《ヴィーナスの誕生》

《ヴィーナスの誕生》(La Nascita di Venere)は,ウフィッツィ美術館が所蔵するサンドロ・ボッティチェッリ氏の1483年頃の作品です.
ちなみに,「ボッティチェッリ」は,本名ではなく,体型からついた愛称(小さな樽)です.

宇宙の神ウーラノスはその子クロノスによって男性器を切り落とされ追放され,その性器の泡からヴィーナスが誕生します.西風の神が島に運び,季節と秩序を司る時間の女神ホーラが服を着せるという神話に基づいています.
ボッティチェッリ氏の作品はこのように異教的なため,多くが焼毀されましたが,《ヴィーナスの誕生》と《プリマヴェーラ》は,ロレンツォ・ディ・ピエルフランチェスコ氏の別荘に秘蔵され,メディチ家の権力で守られました.
《ヴィーナスの誕生》と《プリマヴェーラ(春)》は,ジュリアーノ・デ・メディチ氏の愛人シモネッタ・ヴェスプッチ氏がモデルとされています.

《ヴィーナスの誕生》はキャンバスにテンペラという当時最新の技法で描かれた巨大な絵画です.
ヴィーナスの手の位置は《メディチのヴィーナス像》に類似します.
春と初夏のそよ風を運ぶ西風の神ゼピュロスが,その妻の1人花の春の女神フローラを抱いて,西風を吹かせています.ヴィーナスの体も張った帆のようにすこし逆くの字になっています.解剖学的にありえないと言われていますが,美しさを優先しています.

谷直樹

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by medical-law | 2020-05-17 10:41 | 趣味