《交響曲第10番第1楽章アダージョ》
また,同氏の死により《交響曲第10番》は未完に終わりました.
長らく,ほぼ完成していた第1楽章アダージョが演奏されていました.
第1楽章アダージョ冒頭のヴィオラからただならない雰囲気で,魅力的な曲です.
《交響曲第10番》は,妻の裏切りに苦しめられたグスタフ・マーラー氏の精神状態が強く影響しています.そのアルマ・マーラー氏が相続により著作権者となったため,補訂版の出版と演奏が差止められるなどありました.
私は,70~80年代は第1楽章アダージョのみを聞いていました.
現在では,デリック・クック氏の補訂第3稿(1972年)を同氏没後にゴルトシュミット氏らが改訂した補訂第3稿第2版(1986年)により演奏されることが多くなりました.未完成の曲を完成した形で聞くことができるのは不思議な感じです.
やはり第1楽章アダージョは名曲と思います.
谷直樹
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