《雪松図屏風》
右隻に老松が1本,左隻に松が2本.左端の1本は幹,枝が若い松です.
幹,枝は,濃淡2種の墨を含ませた筆を引く方法で描かれています.
積もった雪は塗り残しの技法,つまり描かないことにより,表現されています.
背景には金泥,画面下方には金砂子が使われています.
豪華で冨貴な作品です.
なお,「開館15周年記念特別展 三井家が伝えた名品・優品」展は,第1部東洋の古美術(7月1日~7月29日),第2部日本の古美術(8月1日~8月31日)に分かれますが,後半の第2部で《雪松図屏風》が展示されます.
真夏に雪を見に行くのもよいものでしょう.
谷直樹
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