《ノルウェージャンにて》

夏の絵と言うと，クロード・モネ （Claude Monet）氏の作品が真っ先に思い浮かびます．
《ノルウェージャンにて》（In the Norwegian）は，１８８７年の作品です．
当時のフランスで人気のあった木製の手漕ぎボート「ノルウェージャン」に継娘ジャーメイン Germaine）嬢、シュザンヌ （Suzanne）嬢、ブランシュオシェデ （Blanche Hoschedé）嬢の姉妹が乗っています．末妹ジェルメーヌ嬢は立って釣りをしてます．ブランシュオシェデ嬢も釣り糸を垂らしています.
船釣りをする３人の女性を描いた歌川豊国氏の浮世絵《Three women on a boat fishing by lamplight》から影響を受けたのかもしれません．
画面の切り取り方がジャポニズムです．
深い緑を基調とし，白色，水色，黄色，ピンクが暖かみを加えています．

谷直樹

ブログランキングに参加しています．クリックをお願いします！
　　↓