《ひなげし》
与謝野晶子氏は,渡仏した際,「ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君の雛罌粟われも雛罌粟」とうたっています.雛罌粟はコクリコ(フランス語:Coquelicot)と読みます.
ひなげし(コクリコ)は,フランスの田園では,野に群生する花としてよく見られたようです.
《ひなげし》(Poppies)は,クロード・モネ(Claude Monet )氏の1873年の作品です.
丘の上の母子と下の母子は同一人物のようにみえ,多重写真のような不思議な絵です.
モデルは,最初の妻クロード氏と長男ジャン君です.
丘を降りる間に,ジャン君はひなげしを摘んだようです.
谷直樹
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