クラヴサン曲集の双璧

フランソワ・クープラン（François Couperin）氏は1668年11月10日に生まれ1733年9月11日に亡くなり，ジャン＝フィリップ・ラモー（Jean-Philippe Rameau）氏は1683年9月25日に生まれ1764年9月12日に亡くなっていますが，両氏のクラヴサン曲集の作曲，出版の時期は重なっています．互いに意識し影響を受けながらクラヴサン曲集を作曲していたのではないでしょうか．
いずれも典雅な曲ですが，フランソワ・クープラン氏のほうがより繊細で，ジャン＝フィリップ・ラモー氏のほうがより変化に冨む印象をうけます．
アレクサンドル・タロー（Alexandre Tharaud, piano）氏は，ジャン＝フィリップ・ラモー氏の曲も演奏しています．こちらもお奨めです．

谷直樹

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