弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

県立病院で体内にポリエチレン袋を残すミス(報道)

神戸新聞「女性患者の体内に袋残す医療ミス 兵庫県立西宮病院」(2020年12月17日)は次のとおり報じました.

「兵庫県は17日、県立西宮病院(西宮市)で、胆のうの全摘出手術を受けた40代女性の体内に、切除部位を入れるポリエチレン袋を残す医療ミスがあったと発表した。50代の男性執刀医が1時間後に気付き、再手術して取り除いた。女性の健康状態に問題はないという。
 県病院局によると、女性は9月6日、急性胆のう炎で緊急入院し、同日に手術。準備した袋(縦12センチ、横8センチ)に胆のうが入りきらず別の袋に変更。元の袋を体内に残したという。後遺症はなく、賠償金の支払いや執刀医の処分はしない。

 一方、県立丹波医療センター(丹波市)で昨年、80代の男性患者のがんを見落とし、患者が死亡した問題で、遺族と1125万円で和解が成立したことも明らかにした。(藤井伸哉)」


報道の件は私が担当したものではありません.
閉腹するまえに確認が必要でしょう.
袋を代えるなどいつもと違うことを行ったときはとくに確認が必要です.

谷直樹

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by medical-law | 2020-12-18 06:22 | 医療事故・医療裁判