弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

適応のない医療行為

医療ミスには,行うべきことを行わなかった類型(不作為型)と行うべきでないことを行った類型(作為型)の2つの類型があります.
「行うべき」「行うべきではない」というのは,その時点の判断になります.事後的に見て,結果が悪かったから「行うべき」「行うべきではない」というのではありません.ガイドライン等に照らして「行うべき」「行うべきではない」と判断されます.

女性セブン2021年2月18・25日号「「医療はビジネス」コロナ禍で不要な薬や手術すすめる病院増加に懸念」は気になる記事です.

適応のない医療行為を行われそのために死亡した,という医療過誤が時々あります.
仮に患者のために積極的に治療しようという動機であったとしても,医療行為は危険がありますので,医学的に適応のない医療行為を行わない注意義務があります.ガイドライン等に示されている適応を守らなかった場合,そのことの特段の合理性を証明しない限り,注意義務違反となると考えられます.

谷直樹

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by medical-law | 2021-02-08 23:43 | 医療事故・医療裁判