市立病院でアテローム血栓性脳梗塞の意識障害障害患者を帰宅させた事案で100万円で和解(報道)
「半田市は17日、市立半田病院の診察ミスにより重い後遺症が残った西尾市の60代女性と、損害賠償金1600万円を支払うことで和解したと発表した。
半田市によると、女性は2017年10月18日、頭痛や意識障害のため同病院に救急搬送された。CT検査などを実施したが原因が分からず帰宅させたが、意識が戻らず翌日再び救急搬送。頭部MRI検査の結果、アテローム血栓性脳梗塞(こうそく)と診断され入院した。同年12月に退院したが後遺症が残った。市は、意識障害が改善していないのだから入院させ、経過観察すべきだったとしている。【黒尾透】」
上記報道の件は私が担当したものではありません.
アテローム血栓性脳梗塞は,発症後4.5時間以内のtPA療法(血栓溶解療法)が標準的な治療法です.それが実施できるか否かで予後が異なります.
CT画像では新しい脳出血は白く見えるので分かりますが,脳梗塞は発症後数時間たたないと分かりません.そこでCT検査で新しい出血が否定される患者には(脳梗塞が疑われることから)MRI検査を行われることが多いと思います.MRI検査を行うことなく帰宅させたのは過失があると言えるでしょう.
谷直樹
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