《夜のプロヴァンスの田舎道》
サン=レミ=ド=プロヴァンスの精神療養院時代の最後の作品です.退院後,同氏はオーヴェール=シュル=オワーズへ行き,約3ヶ月後に37歳の若さで自殺します.
ヒノキ科イトスギ属は花粉症の人には敵ですが,ゴッホ氏はオベリスクのように美しい線やプロポーションに格別の魅力を感じていました.
イトスギの花言葉は死,哀悼,絶望です.
糸杉を中心においたこの作品は,特定の風景を写したものではなく,同氏が再構成したものである,と言われています.
2021年9月18日から東京都美術館で開催される『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』で見ることができます.楽しみです.
谷直樹
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