弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

ももづたふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ

ももづたふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ    (大津皇子)

百傳 磐余池尓 鳴鴨乎 今日耳見哉 雲隠去牟

大津皇子の辞世の歌です.
万葉集巻3の416番に採られています.
天武天皇が朱鳥元年(686年)9月9日に崩御すると,1か月もたたず,大津皇子は持統天皇(高天原広野姫尊)により謀反の罪を着せられ死を賜りました.

磐余の池は奈良県桜井市池之内から橿原市池尻にあり,2011年の道路拡張工事に伴い堤の跡が発見されました.
折口信夫氏の『死者の書』には,「高天原広野姫尊、おん怒りをお発しになりまして、とうとう池上の堤に引き出して、お討たせになりました。」と書かれています.
『枕の草子』第35段には,「池は勝間田の池 磐余の池」と書かれています.勝間田の池には新田部皇子の歌があり,磐余の池には大津皇子の歌があることは誰もが知っていることだったのでしょう.

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓
にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ


by medical-law | 2021-04-26 03:14 | 趣味