弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

《交響曲第39番変ホ長調 K.543》

「死は、厳密に言えば、僕らの生の真の最終目的ですから、僕は、この人間の真実で最良の友と、ここ2〜3年、とても親しくなっています。その姿は、僕にとってもう恐ろしいものでないばかりか、むしろはるかに、心を安らかにし、慰めてくれるものとなっているのです」(磯山雅氏訳)

アマデウス・モーツァルト氏が父レオポルド・モーツアルト氏に送った手紙の一節です.

《交響曲第39番変ホ長調 K.543》も名曲中の名曲です.
第1楽章の「歌うアレグロ」はとくに有名です.憂愁を帯びた第2楽章,2本のクラリネットが美しい第3楽章メヌエット,そして明るく軽やかな第4楽章,いずれも素晴らしいです.
明るい軽やかさは,死を最良の友として受け入れたアマデウス・モーツァルト氏の充実した内面の現れのように思えます.



谷直樹

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by medical-law | 2021-07-26 03:18 | 趣味