《交響曲第41番ハ長調 K.551 ジュピター》
オーケストラは前の2つの交響曲よりスケールが大きく,クラリネットもオーボエもティンパニーも使われています.
第1楽章は,力強い和音とそれに続く流れるような旋律ではじまります.第1楽章は最高です.
第2楽章はこのうえなく美しいアンダンテ・カンタービレです.繰り返し聞きたくなります.
第3楽章は,下降する旋律で始まる高雅なメヌエットです.木管楽器の響きが美しいです.
第4楽章のジュピター音型と名付けられたテーマ(ドレファミ)は,グレゴリオ聖歌に由来するそうです.この終楽章のフーガにちなみ,海外では,「ジュピター」ではなく,「フーガ付き」と呼ばれることもあります.第4楽章は感動的です.
谷直樹
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