弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

《ヴァイオリン協奏曲ニ短調(遺作)》

ロベルト・シューマン氏の《ヴァイオリン協奏曲ニ短調(遺作)》は,ヨーゼフ・ヨアヒム氏が自筆譜を封印し,クララ・シューマン氏が「決して演奏してはならない」としたことで長い間埋もれていました.第2楽章のメロディをシューベルトの霊が教えてくれたとロベルト・シューマン氏が言うのを聞いて,症状が進んでいることを察したのでしょう.ロベルト・シューマン氏の晩年の作品はその真価を理解しなかったクララ・シューマン氏によって燃やされてしまったものも多いのですが,運良く残った作品は深みがありとても素晴らしいものです.見通しのよさ,バランスのよさは芸術には関係がないこともわかります.
イザベル・ファウスト氏のヴァイオリン,パブロ・エラス=カサド氏指揮フライブルク・バロック・オーケストラの演奏は,この曲の真の姿を示す柴らしい演奏です.

谷直樹

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by medical-law | 2021-09-05 01:02 | 趣味