《弦楽四重奏曲ト短調 Op.10》
同氏は第1番作品10と書いていますが,10番目ではありません.85番目の作品です.伝統へのアイロニーかもしれません.
伝統的な弦楽四重奏曲に新しい風をいれた革新的な名曲です.
はじめて聴いたときはまだ子どもだったので複雑で分からなかったのですが,聞きなじむにしたがって巧緻につくられた名曲であることが分かってきました.
ベラ弦楽四重奏団,2019年
モディリアーニ弦楽四重奏団,2012年
アルカント弦楽四重奏団,2009年
カルミナ弦楽四重奏団,1992年
アルバン・ベルク弦楽四重奏団,1984年
パレナン弦楽四重奏団,1969年
いずれも素晴らしい演奏ですが,時代によって表現スタイルも変わってきたように思います.
第1楽章 活気をもって、決然と (Animé et très décidé)
第2楽章 十分生き生きと、きわめてリズミカルに (Assez vif et bien rythmé)
第3楽章 アンダンティーノ、おだやかに、表情豊かに (Andantino, doucement expressif)
第4楽章 非常にゆっくりと (Très modéré - Très mouvementé - Très animé)
谷直樹
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