弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

救急隊が食道に誤挿管、患者死亡(報道)

埼玉新聞「意識不明の女性…救急隊が気道確保でミス、搬送先で死亡確認 気管に入れるチューブを食道に入れていた」(2022年4月28日)は、次のとおり報じました.

 「埼玉西部消防局は27日、80代女性を救急搬送した際、気道確保のため気管に挿入するチューブが食道に入る誤挿管があったと発表した。女性は搬送先の医療機関で死亡が確認された。

 同消防局によると、25日午前10時ごろ、埼玉県狭山市内の介護老人福祉施設で80代女性が嘔吐(おうと)後に意識を失った。通報を受けて駆け付けた救急隊が心肺蘇生や気管挿管などの救急措置を行い、同11時10分ごろ、医療機関に搬送したが、到着後に医師から「気管挿管チューブが食道に留置されている」と指摘を受け、誤挿管が発覚した。

 消防局は5月中にも救急救命センターの医師などで構成される「埼玉県西部第一地域メディカルコントロール協議会」で救急活動が正しく行われたかを検証するとしている。」


上記報道の件は私が担当したものではありません.
喉頭蓋・喉頭後部の構造が見えるようにしてブレードで喉頭蓋を持ち上げ喉頭後部のランドマークを見て気管チューブを挿入することで食道挿管を回避します.挿入後は確認作業行います.本来、食道挿管がおき、それが施設到着後に発見されるなどということはあってはならないことです.
検証による解明を期待します.

谷直樹

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by medical-law | 2022-04-30 23:16 | 医療事故・医療裁判