兼好法師の出自や経歴は後世の捏造だった、「兼好法師と徒然草 ─いま解き明かす兼好法師の実像─」展
明日から神奈川県立金沢文庫で「兼好法師と徒然草 ─いま解き明かす兼好法師の実像─」展が開かれます.
「兼好は鎌倉時代後期に京都・吉田神社の神職である卜部家に生ま れ、六位蔵人・左兵衛佐となり朝廷に仕えた後、出家して「徒然草」 を著す。―この広く知られていた彼の出自や経歴は、兼好没後に捏 造されたものであることが、小川剛生氏の著した『兼好法師』により、 近年明らかとなりました。若かりし頃の兼好は、金沢北条氏被官と して過ごしていたことなど、国宝 称名寺聖教・金沢文庫文書を紐 解くことで知られざる実像が解明されつつあります。
本展では、中世を代表する随筆『徒然草』にみえる、兼好の才知 に親しみつつ、歴史史料から兼好の実像と彼の生きた時代について、 関連する文化財から読み解いてみたいと思います。
なお本展は2018~2019年度東京大学史料編纂所一般共同研究(国 宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」の書誌学的復原研究―『薄草紙口决』 を中心に―)の成果の一部です。」
国宝 金沢貞顕書状
国宝 卜部兼好書状立紙
国宝 宝積経要品
等を見ることができます.
谷直樹
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