弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

高松高裁令和4年6月3日判決、ベッドからの転落事故で約6600万円の賠償を命じる(報道)

共同通信「高知の病院側に賠償命令 入院患者がベッドから転落」(2022年6月3日)は次のとおり報じました.

「高知医療センター(高知市)で2015年、入院していた男性患者=当時(26)=がベッドから転落し、その後死亡したのは、防止措置を怠ったのが原因として遺族が、センターを運営する高知県・高知市病院企業団に約8200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で高松高裁は3日までに、約6600万円の賠償を命じた。2日付。

 請求を棄却した一審高知地裁判決(20年6月)を取り消した。医師や看護師の対応に過失があり、男性の転落や死亡との因果関係を認めた。

 病院企業団は「納得しがたい。事故の予見は困難だと考える。判決(の内容)を精査して対応する」とコメントした。」


上記報道の件は私が担当したものではありません.
高裁判決に対し上告しても覆ることはないでしょう.
予見義務があるのに予見せずに防止措置をとっていなかった医療機関は予見義務がないという主張をよくしますが、患者の状態から予見義務が認められることが多いと思います.
地裁判決と高裁判決を判例雑誌等で読んでみたいと思います.

谷直樹

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by medical-law | 2022-06-04 09:20 | 医療事故・医療裁判