弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

京都・神護寺の《釈迦如来像》

奈良国立博物館で開催されている『大安寺のすべて―天平のみほとけと祈り―』は6月19日までです.

奈良・大安寺の釈迦如来像を規範にしたであろう、京都・神護寺の国宝《絹本著色釈迦如来像》(通称 赤釈迦 京都国立博物館蔵)が展示されています.
12世紀の作で、平安仏画を代表する華麗な姿です.

京都国立博物館のサイトには次のとおり紹介されています.
「平安時代の釈迦像の造仏造画は、密教や浄土教信仰に押されて、古代に較べると相対的に低減した感がある。しかし、『法華経』の流行などを通じて、釈迦信仰もこの時代一貫して存在し、その造像も盛んに行われていた。この画像は、平安仏画のうち釈迦を単独でえがいた唯一の遺品である。7重の蓮台上に結跏趺坐(けっかふざ)する姿で、着衣の色から「赤釈迦」の俗称で親しまれている。黄白色の肉身は、流れるような朱線でかたどられ、着衣には白の照暈(てりぐま)とあでやかな七宝繋ぎの截金文様(きりがねもんよう)が施される。上品な顔立ちと温雅な彩色がこのうえなく優婉な情趣をかもし出しており、平安仏画の如来画像中の最高作といってよい。」


谷直樹

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by medical-law | 2022-06-18 01:20 | 趣味