尾島明最高裁判事就任会見

NHK「最高裁 尾島明新判事が就任「最高裁の権限 非常に重く光栄」」（2022年7月5日）は次のとおり報じました．

「最高裁判所の新しい判事に大阪高等裁判所の長官などを務めた尾島明氏が就任しました。

尾島新判事は63歳。

静岡地方裁判所の所長や最高裁判所の首席調査官、大阪高等裁判所の長官などを歴任し、5日、最高裁判事に任命されました。

会見で尾島判事は「憲法と法律によって最高裁に与えられた権限は非常に重く、その一員として仕事ができることは光栄だ。法律家としての人生の集大成として、役割を十分に果たせるよう精いっぱい力を尽くしたい」と抱負を述べました。

また、印象深い裁判として新人裁判官時代に担当したいわゆる「ロス疑惑」の刑事裁判を挙げたうえで、「これまで中立的な立場から独立して職権を行使し、透明性の高い手続きを通じ、迅速に紛争を解決することを心がけてきた。最高裁でも裁判の本質的な要素を揺るがせない姿勢を大切にしていきたい」と述べました。」
産経新聞「「国民から信頼される仕事を」尾島新最高裁判事が会見」（2022年7月5日）は次のとおり報じました．

「大阪高裁長官から最高裁判事に就任した尾島明氏（６３）が５日、記者会見した。「憲法と法律によって最高裁に与えられた権限と責任は非常に重い。その一員として仕事をさせていただけるのは非常に光栄で、精いっぱい力を尽くしたい」と抱負を語った。

裁判実務の中で大切にしていることとして「中立、独立、透明、適時」の４点を挙げ、「社会や国民から信頼を得られる仕事をすることを第一に考えてきた。最高裁でも、これを第一に考えたい」などと語った。

尾島氏は神奈川県出身。主に民事畑を歩み、内閣法制局にも勤務。最高裁の調査官として上告審の調査事務に長く関わるなど、学究肌の理論派として知られる。東京高裁部総括判事や最高裁首席調査官などを歴任し、昨年７月から大阪高裁長官を務めた。」

医療訴訟にも明るい尾島明氏が最高裁判事に就任しました．
期待します．

谷直樹

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