弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

医療法律相談

医療過誤かもしれないと疑問に思ったときは,弁護士への相談をお奨めします.

かつては、診療記録(カルテ)をもたずに、医療過誤相談にみえる方が多く、医療過誤の要件、医療過誤に基づく損害賠償請求の一般論を説明し、相談者の疑問に答える相談が多かった時代もありました.
その後、カルテ開示により記録を持参する相談者が増えたことにより、弁護士は、医療法律相談前にカルテを送ってもらうなどし、カルテを検討し、カルテに基づき、踏み込んだ助言を行うようになりました.

医療法律相談の目的は、(ⅰ)裁判所が当該事案について判断する場合医療過誤として責任を認める可能性が或る程度あると考えそうな事案と、(ⅱ)裁判所が医療過誤の疑いについて明らかに低いと考えそうな事案とを選別することです.
(ⅰ)については、専門家医師の意見を聞く調査をお奨めすることになります.その場合の費用と時間の見積もりを示すことになります.
(ⅱ)については、それ以上進むことはありません.

診療記録(カルテ)だけではなく、患者・家族からみた経過記録、病院・医師の説明もお送りいただくほうが、より的確な助言ができます.
医療法律相談は、弁護士がカルテと医学文献と裁判例だけで判断するため、限界はありますので、助言に納得できない場合は、他の弁護士の医療法律相談を受けることをお奨めします.何人かの弁護士に相談すると、或る程度法律的な見通しが分かってくると思います.

新型コロナ後、当事務所では、医療法律相談を原則として書面で行っています.

谷直樹

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by medical-law | 2022-07-27 18:09 | 医療事故・医療裁判