《序曲(管弦楽組曲)第2番 BWV1067》
ヴァイマル時代、ケーテン時代に作曲され、ライプツィヒ時代に加筆されたものですが、研究が進み、楽器の少ない原典復元の編成での演奏も耳にするようになりました.
とくに、第2番BWV1067は、以前は、ロ短調で、フルート(フラウト・トラヴェルソ)が魅力的な曲、ほぼフルート協奏曲のイメージで聴いていたのですが、研究により、元々はイ短調で、独奏楽器はヴァイオリンだったことが分かりました.さらに、独奏楽器はオーボエであった、という説もあります.
今は、独奏をフラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリン、オーボエでそれぞれ聴くことができます.
《序曲(管弦楽組曲)第2番 BWV1067》の演奏スタイルは大幅に変わり、復元版を含めて選択が広がりましたが、魅力的なフランス風バッハであることには変わりはありません.
1.序曲
2.ロンド
3.サラバンド
4.ブーレ
5.ポロネーズ
6.メヌエット
7.バディヌリー
ラース・ウルリク・モルテンセン指揮コンチェルト・コペンハーゲン盤 2019年録音
アンサンブル・ゼフィーロ盤 2017年録音
5声の序曲 ロ短調(管弦楽組曲第2番)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、ベルリン古楽アカデミー盤 2017年録音
ゴンザロ・X・ルイス(オーボエ)、 モニカ・ハジェット 指揮トリオ・ソネリー盤 2007年録音
カフェ・ツィマーマン盤 2004年録音
前田りり子(トラヴェルソ)、鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン盤 2003年録音
谷直樹
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