Richard Strauss《アルプス交響曲 Op.64 》
アルプスの一日をドラマチックに描写しています。
夜
日の出
登り道
森に入る
小川に沿って歩く
滝
幻影
花咲く草原
山の牧場
林で道に迷う
氷河
危険な瞬間
頂上にて
光景
霧が立ちのぼる
しだいに日がかげる
哀歌
嵐の前の静けさ
雷雨と嵐、下山
日没
終末
夜
構想は1900年頃からあり、グスタフ・マーラー氏が亡くなった1911年にR.シュトラウス氏は山荘で『アルプス交響曲』のスケッチを始め、1914年に本格的な作曲を行い、1915年に完成しました。
ニーチェ氏の影響を受け、「反キリスト者 アルプス交響曲」の標題でした(R.シュトラウス氏は国家と宗教の結びつきに問題を感じていました。)が、最終的には影響を慮り、単に「アルプス交響曲」と改められました。単にアルプスの一日を描いただけの作品ではないようです。
ヴラディーミル・ユロフスキー指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団盤 2016年録音
なお、モスクワ生まれの同氏は、首席指揮者を務めるベルリン放送交響楽団の演奏会でチャイコフスキーのスラブ行進曲を外し、ウクライナ国歌を演奏し、ウクライナへ連帯のメッセージを送ったそうです。
フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮南西ドイツ放送交響楽団盤 2014年録音
アントニ・ヴィト指揮シュターツカペレ・ヴァイマール盤 2005年録音
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団盤 1980年録音
華麗壮麗な演奏です。
谷直樹
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