弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

新型コロナウイルスに感染した高齢者が療養する都の臨時医療施設で患者取り違え(報道)

読売新聞 「高齢者コロナ療養施設から「別人が戻ってきた」…80代の2人を取り違え投薬ミスも」(2022年9月7日) は、次のとおり報じました。

「東京都は6日、新型コロナウイルスに感染した高齢者が療養する都の臨時医療施設(世田谷区)で、入所した高齢者に別人の薬を服用させるミスがあったと発表した。投薬による健康への悪影響は確認されていないという。

 発表によると、同じ特別養護老人ホームに入所していた80歳代の男性2人が感染。8月24日、都が高齢者福祉施設を転用して設けた医療施設にタクシーで到着した際、対応した職員が取り違えた。2人はいずれも要介護度4で、持ち物や呼びかけなどで氏名を確認できなかったことが原因という。

 療養を終えた1人が特養に帰った時に「別人が戻ってきた」と特養から連絡があり、ミスが判明した。もう1人はコロナの症状が悪化して入院したが、現在は快方に向かっているといい、都は「今後は確認を徹底したい」としている。」


患者取り違えは重大事故につながりかねません。
報道の件は、患者Aを患者Bと誤認し、患者Aに患者Bの処置等を実施した、いわゆる患者同定の間違いです。
報道の件は呼びかけでは確認できず、そもそも難聴のため呼びかけに「はい」と答えてしまう人もいますから、リストバンドなどによる確認などの具体的方策が必要なように思います。


谷直樹

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by medical-law | 2022-09-08 09:20 | 医療事故・医療裁判