千葉県弁護士会、令和4年司法試験結果に対する会長声明
「6 当会は、平成23年2月10日の定期総会において、司法試験合格者数激増によって生じた様々な歪みと弊害を是正すべく「司法試験合格者を1000人以下に減員すること等を求める決議」をした。その後、毎年の最終合格者数の発表を受けて、1000人以下に減員するよう求める会長声明を繰り返し発してきた。
今後も更に約1400人もの合格者を輩出することは、質的側面、量的側面いずれからみても到底許容することはできない。
7 よって当会は政府に対し、改めて司法試験合格者数を1000人以下とするよう強く求める。」
弁護士、裁判官、検察官になろうとする人(司法試験受験者)が減っているので司法試験合格者も減らそうというのは或る意味当然です。
しかし、司法試験受験者が減っている原因を分析しないと根本的な解決策にはつながらないように思います。
「法の日」フェスタ、最高裁判所法廷見学会の申込が少なく、申込み期間を延長したのは、法曹不人気を示唆するものでしょう。
気骨のある裁判官、巨悪に立ち向かう検察官、 誠実で有能な弁護士には憧れると思います。法曹が憧れの職業と見られるようになるには、現役法曹のありかたにかかっているのでないでしょうか。
谷直樹
ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
↓