弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院の部長が収賄容疑で逮捕される(報道)

NHK「国立がん研中央病院の部長 収賄疑いで逮捕 受注便宜の見返りか」(2022年10月5日)は、次のとおり報じました。

「東京の国立がん研究センター中央病院の部長が、病院の医療機器に関連するシステムの導入をめぐり、特定の業者が受注できるよう便宜を図った見返りにタブレット端末などを受け取っていたとして、収賄の疑いで警察に逮捕されました。

収賄の疑いで逮捕されたのは、東京 中央区にある国立がん研究センター中央病院の放射線技術部長、○○容疑者(56)で、広島市南区にある医療機器システム会社「○○」の社長、○○容疑者(65)も贈賄の疑いで逮捕されました。

警察は5日夜、国立がん研究センター中央病院を捜索しました。

警察によりますと、○○部長は病院の放射線医療機器に関連するシステムの導入をめぐり、○○社長の会社に便宜を図った見返りに、去年3月、タブレット端末やワイヤレスイヤホンなどおよそ97万円相当の賄賂を受け取ったとして、収賄の疑いが持たれています。

これまでの調べで、○○部長には放射線医療機器に関連するシステムの仕様を決める権限があり、○○社長の会社のシステムしか導入できないような有利な内容の仕様書を作成していた疑いがあるということです。

警察は、2人が知り合った時期や病院と会社の取り引きの状況などについて詳しく調べています。

警察は、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。

国立がん研 理事長「深くおわび 再発防止策に努める」
国立がん研究センターの中釜斉理事長は「職員が収賄の容疑で逮捕されたことは誠に遺憾であり、深くおわび申し上げます。この事態を厳粛に受け止め、捜査に協力するとともに再発防止策に努めます。逮捕された職員に対しては事実関係を踏まえ、必要に応じて厳正に対処します」などとコメントを出しました。」


先日、東京地裁で、国立病院機構が運営する下志津病院発注の工事をめぐって同病院の元課長に懲役1年6月執行猶予3年追徴金約74万6000円の判決がありました。
金額がちかいですね。
病院は高額の機器を購入し、高額のシステムを導入しますが、もし業者から購入・導入決定権者への100万円弱の利益供与がよくあるとすれば、もしそのような土壌があるとすれば、非常に残念なことです。

谷直樹

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by medical-law | 2022-10-05 23:05 | 医療