弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

第三者の提供精子を用いた生殖補助医療により生まれた子の親子関係に関する民法の特例に関する規律の見直し

民法(親子法制)等の改正に関する要綱案」に、第三者の提供精子を用いた生殖補助医療により生まれた子の親子関係に関する民法の特例に関する規律の見直しが含まれています。

「生殖補助医療の提供等及びこれにより出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する法律第10条の規律を次のように改めるものとする。

妻が、夫の同意を得て、夫以外の男性の精子(その精子に由来する胚を含む。)を用いた生殖補助医療により懐胎した子については、夫、子又は妻は、第3の1(1)①及び③の規定にかかわらず、その子が嫡出であることを否認することができない。」


現行民法 774 条は父のみに嫡出否認権を認めています。ただし、妻が、夫の同意を得て、夫以外の男性の精子(その精子に由来する胚を含む。)を用いた生殖補助医療により懐胎した子について、嫡出否認権が認められないことになっています。
要綱案は、民法774条を見直し,子及び母にも否認権を認めます。そこで、要綱案は、子、母からも,同様の場合について、嫡出否認権が認められないとするものです。


谷直樹

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by medical-law | 2022-10-08 03:14 | 医療