《ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467》
ディヌ・リパッティ(ピアノ)、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ルツェルン祝祭管弦楽団盤1950年録音
《ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467》には、ディヌ・リパッティ(Dinu Lipatti 1917年3月19日-1950年12月2日)氏の上記の歴史的名盤があります。クララ・ハスキル氏は、同曲を録音しない理由を聞かれ、リパッティの演奏があるでしょう、と答えたという話があります。
ただ、ライブ録音が権利の関係で演奏後間もなく破棄され、後にファンの努力で発見された録音からノイズを減らしてレコード化されましたが、聞きやすい状態ではありませんでした。CDで買い直しましたが、CDも残念な録音状態です。
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)、クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団盤 1974年録音
リパッティ盤では体力的な理由でカデンツァが演奏されませんでしたが、グルダ盤は自身のカデンツァが演奏されています。比較的最近、マスターテープが発見され、高音質のCDが発売になりました。
《ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467》は、明るく、美しく、最もモーツァルト的ともいえる曲と思います。
第1楽章 アレグロ・マエストーソ
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ
谷直樹
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