弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

産婦人科診療ガイドライン違反のオキシトシン投与継続で児が重度の脳性麻痺となり死亡したとして富山県を提訴(報道)

県立中央病院で、2017年4月、胎児の心拍数が低下しているのにオキシトシン投与を継続し、さらに帝王切開する判断が遅れたことに因り児が重度の脳性麻痺となり死亡したとして、富山県が訴えられたと報道されています。

チューリップテレビ「陣痛促進剤”の過剰投与が原因か 2歳の息子が死亡で富山県を提訴」(2023年2月9日)御参照

産経新聞「2歳児死亡で両親が富山県提訴 出産時の処置巡り」(2023年2月9日)御参照

上記報道の件は、私が担当したものではありませんが、同種のオキシトシン投与継続事故の事案は多く、現在も複数件担当しています。
オキシトシンの感受性には個人差が大きく、添付文書・産婦人科診療ガイドラインを逸脱した使用は大変危険です。

谷直樹

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by medical-law | 2023-02-14 04:41 | 医療事故・医療裁判